ステージメイカー総監督です。
イベントステージにも色々と種類があり、なかなかマニアックな所まで掘り下げてご案内したいと思います。
この記事で少しでも私達Stage×makerが情熱を費やすステージに興味を持っていただければ幸いです。
それではイベントステージ素材マニュアル(土台編)スタートします。
① ステージ土台って?
イベント用のステージと一言でいっても用途によって様々な施工方法を行ないます。
今回のテーマである 「ステージ土台」にとっても施工会社やメーカーによって独自のものを使用していて、私も他の会社さんが設営したステージを見ると常に「こんな方法があるのか」と勉強になることばかりです。
その中でも大きく分けた代表的なものをご紹介していきます。
②-1 枠組み足場(ビティ足場)
私達Stage×makerが採用しているステージです。
専門用語でビティ足場という枠組みを使用した建築足場を利用したもので、足場だけの直下荷重は4㌧とかなりの強度を誇ります。
また他の素材を使用したステージよりも横揺れが少ない点などの理由から、激しいダンスやアクロバティックなショーでも使用できる事も踏まえ、私達 Stage×maker は安全性を第一に考えてこちらの素材を起用しています。
またお客様のご要望に合わせて適切な素材も使用しますので、お気軽にご相談ください。
②-1 くさび式足場(ビケ足場等)
よく町中の工事現場などで皆さんが見かけるものではないでしょうか?
字の如くで、支柱に4方向のポケットがついており、くさびの付いた手すりをはめていく構造になります。
この素材を使用したステージの最大の利点はなんといっても自由度が高いこと!
建設現場などの一番見られる理由としてはこの一点だと思います。
ただし、見た目の構造通りで自由度が高い分だけ遊びが生まれやすく、鳶職のような足場専門のプロが扱う場合なら大丈夫ですが、素人が施工を行うと横揺れが出てしまうこと、レベル(水平)が取れていないことなども多く、最悪の場合には倒壊の恐れも出てきます。
また鳶職人が複数名必要なこともあり、施工コストも上がります。
勿論、 私達Stage×maker も施工出来ますので、自由度の高さを求められる際にはこちらの素材を使用します。
②-3 システムステージ
こちらは足場材を使用しないステージで、様々なイベント関係の資材メーカーさんから販売されているステージです。
ステージの為に作られているということもあり、自由度はかなり高い素材になります。
写真でご紹介しているものは部材もシンプルでアームとポールを組み合わせて使用するという物で、誰でも簡単に設置することが可能です。
強度面ではやはり建築素材ではない分劣りますが、ダンスなどはなく、観客席などのあまり人が動く事のない場合などは私達も使用します。
②-4 箱馬ステージ
主に屋内などのフラットな地面が用意されている場合や、足場などでは作れない高さのステージを設置する際に使用します。
ひな壇のような段差が必要な場合にも使用するため、古くからのステージ部材になりますが未だに根強く使われています。
③ 最後に
いかがだったでしょうか?
今回は代表的な4種類のステージについてご紹介させていただきました。
他にも 枠組み足場とくさび式足場を使用した次世代足場と呼ばれるものや、8方向に取り付けができるくさび式足場、ライザーと呼ばれる蛇腹を広げるだけのステージや天板と足が一体になっているステージなど数多く種類があります。
私達Stage×makerは安全が何より最優先になりますが、お客様のご要望やご利用用途をお伺いし、最善の素材での施工をご提案しています。
お客様のアイデアを眠らす前に Stage×maker にまずはご相談ください。